ライティング

ライターが間違えやすい日本語とは | 執筆に使えるおすすめ本もご紹介!

 

記事の信頼性を高めるためにも執筆時に正確な日本語を使うことは非常に大切です。

ですが、間違えやすい日本語はかなり多くあるので、それを全部覚えるのは大変ですよね。

そこで、この記事ではライターがつい間違えてしまう日本語をピックアップして解説していきます。

間違えやすい日本語に関するおすすめ本も3冊ご紹介するので、ぜひ執筆時の参考にしてください!

こんな方におすすめ

  • 記事の質を高めたい方
  • 正しい日本語をしっかり身につけたい方
  • 間違えやすい日本語に関する本を知りたい方

 

間違えやすい同音異義語

同音異義語は、使い分け方を理解していないと執筆時にどの漢字が正しいのか迷ってしまうことが多くあります。

以下では、執筆の際に間違えやすい同音異義語について取り上げます。

 

聞く・聴く

聞く:意識せずに音が耳に入る状態。(例)サイレンが聞こえる

聴く:自分の意思でその音を聴こうとしている状態。(例)好きな歌手の新曲を聴く

「聞く」と「聴く」は、意識の有無で使い分けることができます。

BGMとして音楽を流す場合は「音楽を聞く」、集中してきく場合は「音楽を聴く」となります。

 

見る・観る

見る:目でとらえる。視界に入る。

観る:意識して目で追う。(映画やスポーツなど)

「みる」も先ほどの「きく」と同様、意識の有無で使い分けることができます。

「テレビをみる」を例にすると

流しているだけの場合は「見る
意識的にしっかりとみる場合は「観る」を使います。

ただ、法令などの公用文の場合は常用漢字に当てはまる「見る」のみが使われているため、どちらを使うか迷ったときは「見る」を使いましょう。

 

作成・作製

作成:計画や文書を作ること。

作製:物品・道具を作ること。

「さくせい」は作る対象によって使い分けられます。

ビジネスシーンでは「作成」を使うことが多いです。

 

制作・製作

制作:芸術作品を作ること。(映画や番組、絵画)

製作:道具や機械を使って作ること。(家具など実用的なもの)

製作」は上記の「作製」と同義です。

 

対象・対照・対称

対象:目標。相手。(例)子どもを対象とした番組

対称:つりあう。シンメトリー。(例)左右対称の図形

対照:照らし合わせる。比べる。(例)対照的な性格

対照」だけは動詞としても使えます。
(例)AとBを対照する(AとBの相違点を見つける)

 

追求・追及・追究

追究:明らかにしようとする。(例)真理を追究する

追及:追い詰める。(例)犯人を追及する

追求:追い求める。(例)幸福の追求

「事故の原因をついきゅうする」の場合、原因自体を明らかにする意味では「追究」、相手に原因を問いただす意味では「追及」を使います。

同じ文章でも伝えたい内容によって漢字が変わることに注意しましょう。

 

誤った意味で使われている日本語

ここからは誤った意味で使われている日本語をご紹介します。

正しい意味を覚えるとともに、世間的には間違った意味が浸透しているということを理解しておきましょう。

 

おもむろに

「おもむろに立ち上がる」と聞いてどのようなイメージを思い浮かべますか?

もし「突然、急に」というイメージを抱いていたら、間違った覚え方をしていることになります。

「おもむろに」の本来の意味は「動作が静かでゆっくりしている様子」です。

漢字では「徐に」と書きます。「徐々に」「ゆっくり」という意味と結びつきますね。

つまり「おもむろに立ち上がる」は「ゆっくり立ち上がる」という意味になります。

類語:ゆったりと、悠然と、じんわり

 

煮詰まる

話し合いで「煮詰まって良いアイデアが浮かばない」といったように「煮詰まる」が「話し合いが平行線で、結論に達しない」という意味で使われていることがよくあります。

ですが、「煮詰まる」の本来の意味は「話がまとまって結論に近づく」で、結論が出る寸前のプラスの意味合いが正しい使い方になります。

例文:話し合いが煮詰まってきたから、そろそろまとめに入ろう。

「アイデアが出ない」などの結論が見えていない場面では「行き詰まる」を使いましょう。

煮詰まる:話がまとまって結論を出す段階になること。(類語)意見が出尽くす、話し合いがまとまる

行き詰まる:物事がうまく先へ進まなくなること。(類語)停滞する、どうしようもなくなる

 

役不足

「リーダーなんて私には役不足です」という文は「リーダーなんて私には軽すぎて不満です」という意味になってしまいます。

上記のような自分の力に対して役目が重すぎる場合、「役不足」ではなく「力不足」を使うようにしましょう。

役不足「役目が実力不相応に軽いこと」「与えられた役目に満足しないこと」という意味です。自分を主語にして使うことは、ほぼないので注意しましょう。

例文:彼の実績からいって、その扱いでは役不足だ。
あなたほどの人にこんな小さな仕事をお願いして、役不足で申し訳ない。

類語:評価が低い、簡単すぎる、物足りない

潮時

潮時」は「もう潮時だ」というように物事が終わる際にネガティブな意味で使われることが多いですよね。

ですが、本来は「物事を行うのに一番いいタイミング」を指す言葉なんです。

例文:経験を積んできた今が潮時なので、新しいことに挑戦しよう。

類語:好機、チャンス

 

書き間違えやすい日本語

会話では違和感がなくても書く際にどちらが正しいのか悩んでしまう日本語ってありますよね。

ここからは、執筆時に気を付けたい書き間違えやすい日本語をご紹介します。

うろ覚え・うる覚え

うろ覚え」と「うる覚え」どちらが正しいのか悩んでしまうことはありませんか?

正しい日本語は「うろ覚え」です。

うろ覚え」は漢字で書くと「疎覚え」となります。
「疎か(おろそか)に覚えている」という「うろ覚え」の意味とつながります。

「うろ」単体の意味は「内部が空洞であること」。漢字では「洞」「空」「虚」が当てはまります。

漢字を思い浮かべると正しい言葉を思い出しやすくなりますね

地域によっては言いやすさから「うる覚え」が浸透しているところもあるそうです。書く際には間違えないように注意しましょう。

〈うろ覚え〉

意味:あいまいに記憶していること。
類語:生覚え、空覚え

 

コミュニケーション・シミュレーション

「コミュニケーション」と「コミニュケーション」、「シミュレーション」と「シュミレーション」。どちらが正しいのか悩んでしまうことはありませんか?

英語は音だけで覚えていると間違えてしまいがちです。正しい言葉が分からなくなった時は単語のスペルを意識するようにしましょう。

英語では、コミュニケーションは「Communication」、シミュレーションは「Simulation」となります。

スペルを見ると間違えずにカタカナに変換できそうですね!

 

間違えやすい日本語に関するおすすめ本3選

正確な日本語の勉強には本を使うことがおすすめです。

本はウェブ上で検索するよりも正確な知識を持った著者から信頼できる情報を一度に多く得ることができます。

ここからは、間違えやすい日本語をまとめた本を3冊ご紹介します。

ぜひライティングの参考にしてください!

朝日新聞校閲センター長が絶対に見逃さない間違えやすい日本語

本書では間違えやすい日本語が厳選して紹介されています。

例題が多く載っているため、クイズ感覚で日本語の曖昧な部分を見直すことができますよ。

また、言葉に関するウンチクどのように正しいのかが詳しく説明されており、講座を受けているような丁寧さが感じられます。

朝日新聞校閲センター長が絶対に見逃さない間違えやすい日本語

 

日本語表記ルールブック

執筆時の基本的な日本語表記が学べる本です。

漢字の使い方、数字表記、送り仮名のつけ方などが細部まで解説されていて、執筆で迷ったときに見返したくなる1冊です。

 

また、本書自体は非常にコンパクトで持ち運びやすくなっています。

本書を読めば、自分の書く文章に自信が持てるようになりますよ!

日本語表記ルールブック

 

日本人の知らない間違いやすい日本語辞典

本書では200の事例を「書き間違い」「言い間違い」「読み間違い」の3種類に分け、さらに「書き間違い」を3テーマ、「言い間違い」「読み間違い」を各2テーマに分けて解説しています。

 

つい言い間違えてしまう日本語四字熟語の書き間違いなどを自分でチェックしながら学べるつくりとなっています。

すぐ実践に移すことができ、ライティングに限らずビジネスシーンにも活かせる要素満載の1冊です。

日本人の知らない間違いやすい日本語辞典

 

まとめ

この記事では間違えやすい日本語おすすめ本を3冊ご紹介しました。

日本語の使い方は時代とともにどんどん変化しています。

うっかり間違った表現をして相手に誤解を与えないように、本来の正しい意味を理解して正しい日本語を使っていきましょう。

 

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